【国語はセンスが必要??】定期テスト勉強法~国語編~
お子さんの国語の点数がなかなか伸びなくて困っている親御さん。
国語はセンスだから伸ばしようがないとお考えではないでしょうか?
国語力はすべての教科の土台となるからこそ重要度を高くして学習するべきですが、実際後回しにされがちな教科でもあります。
センスだから点数を伸ばしようがないということはありませんが、たしかに一朝一夕で点数を取れるようになる教科でもありません。
だからこそ、今回ご紹介する定期テスト勉強法を意識して、コツコツと日々の積み重ねで点数を取れるようにしていく必要があります。
ぜひお子さんの国語の点数に伸び悩んでいる方は参考にしてみてください!
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定期テストの点数だけでなく、社会に出てからも使える国語力がつく勉強法を手に入れる
定期テストで点数をとるためのだけの勉強法なら、教科書のテスト範囲のところを何度も読んだり問題集やプリントを何度も解けば、解き方を覚えることができるので、点数をとることができるでしょう。
しかし、それだけでは生きる力を身につけることができませんし、自立した学習スタイルにも繋がりません。
なので、社会に出てからも使える力、生きる力をつけるためには定期テストの勉強法から意識して取り組んでいく、そのような勉強法をご紹介します。
国語の基礎!定期テストで点数をとるためにはまず語彙力を鍛えよう!
国語における語彙力はすべての土台となるため、語彙力がないとそもそも文章を読むのが難しくなります。
なぜなら、単語の意味がわからないと文章の意味を読み解くことができないからです。
これは他の教科に置き換えても同様で、例えばそもそも加減乗除の計算力がない生徒が算数や数学の文章問題を解くことは難しいでしょう。
そして、語彙力がない生徒は文章を読んでいる中でわからない単語が出てくると、読み飛ばしてしまう傾向があります。
では、語彙力をつけるためにはどのような勉強法をすればよいのでしょうか。
語彙力を鍛えるための勉強法
語彙力をつけるためには、読書が一番最適です。
㈱ベネッセコーポレーションが2016年に行った「第1回 現代人の語彙に関する調査」では、語彙力が高い人は新聞やノンフィクションを含む幅広いジャンルの本を読んでいるという特徴があるそうです。
さらに読書量に関して言うと、少しでも読書をする人の方が語彙力が高く、「月に1~2冊」読むと答えた人は67.0%、「まったく読まない」と答えた人は51.3%であり、約15.7%の差がありました。
なので、まず読書が苦手な人は少しの量でも良いので本を読む習慣をつけること、そして読書に慣れてきたら幅広いジャンルの本を読むようにすると語彙力がついてくるでしょう。
出典:語彙力が高い人の特徴は読書の幅広さ|ベネッセ教育情報サイト
定期テストで筆者の主張を読み取るためには読解力が必要!
先日のラジオでも取り扱った内容なのですが、文部科学省によると、OECD(経済協力開発機構)が実施した2015年度の※PISAにおいて、日本の読解力は516点で、前回よりも22点下がっており、OECD加盟国の中でも1位から6位に下がったそうです。
※PISA=Programme for international Student Assessmentの略で、学習到達度調査のこと。
自身の読解力を確かめてみたい方は読解力を確かめるテストを掲載していますので取り組んでみてください。
→9月のラジオで紹介した『読解力テスト』を紹介!何問正解できるか家族で挑戦してみませんか?
では読解力を鍛えるためにはどのような勉強法が良いのでしょうか。
読解力を鍛えるための勉強法
結論からいいますと、読解力を身につけるために良い方法は要約です。
本や長文を要約するためには、単語の意味や筆者が言いたいことを正しく理解し、自分の言葉で置き換える必要があり、そういった練習を繰り返すことで読解力が身につきます。
要約の練習をするのに最適なのが、新聞のリード文(記事の要約)が載った記事や社説、コラムなどです。
そして、要約するときは以下の2つの点を意識して作成しましょう。
- 何について書かれているか(話題)
- どのようなことを言いたいのか(結論)
また、要約以外に読解力を鍛える方法として「音読する」「線を引きながら読む」「緩急をつけて読む」があります。
先述したいように語彙力がない子はわからない単語があると読み飛ばしてしまう傾向がありますが、「音読」をするとわからない単語が出てくると読めなくなり途中で止まるので、その単語を意識的に知る、さらには調べるきっかけとなります。
そして、「線を引きながら読む」ことは重要な箇所を探すことにもなるので、上記の要約の練習と共通しています。
それから、「緩急をつけて読む」というのは、具体例やエピソードなどをさらっと読むことで、重要な箇所により力を入れて読むことになります。
このように緩急を付けて読むことで、重点的に読む場所とそれ以外を区別することができ、読書の継続にも繋がります。
ですが、いきなり重要な箇所を見極めるのは難しいと思いますので、まずは要約することから始めるのがよいでしょう。
教科書の文章をいくつかの段落ごとで要約してみるのも良いかもしれませんね!
出典:読解力とは?意味と鍛える方法が一発でわかる!|STUDY HACKER
定期テストの国語で点数をとるためにはまず語彙力と読解力を鍛える勉強法を
今回は、国語の定期テスト勉強法をご紹介しました。
国語はすぐに点数を上げることは難しいですが、力がついてくると他の教科の点数アップにも繋がります。
そのためには、定期テストに向けてただ問題を解いて答えを覚えるのではなく、語彙力や読解力が身につくような勉強法に改善していかないといけません。
ぜひ今回の内容を参考にして、定期テストに向けて日頃の勉強法から少しずつ変えていってみてくださいね。
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