あなたはどのくらい勉強してる?全国の中学生の勉強時間について
中学生の皆さん、1日にどのくらい勉強をされていますか?
今回は、学校の定期テストで目標の点数を取るため、あるいは志望校に合格するために日々頑張って勉強されている中学生やその保護者の方向けに、全国の中学生の勉強時間についてご紹介していきます。
お友達や全国のライバルたちが普段どのくらい勉強していて、彼ら彼女らよりも良い点数を取るためにはどのくらい勉強しなければいけないのかを知るための参考になさってください。
TOPICS
お友達やライバルはどのくらい勉強している?全国の中学生の勉強時間について
まずは全国の中学生の勉強時間や宿題以外の勉強に割いている時間についてご紹介していきます。
中学生の勉強時間について
出典:第2回 学習時間について考えるデータ|ベネッセ教育総合研究所
ベネッセ教育総合研究所が2018年に出しているデータによると、中学生の平均的な学習時間は中学1年生が1時間45分、中学2年生が1時間42分、中学3年生が2時間14分となっています。
また、そのうち宿題に費やす時間が中学1年生で57.3%(約60分)、中学2年生で51.4%(約52分)、中学3年生で51.3%(約69分)で、宿題以外の時間については学習塾や家庭学習に時間を割いていることになります。
勉強計画を立てる子供は勉強時間が長い?
出典:第2回 学習時間について考えるデータ|ベネッセ教育総合研究所
また、ベネッセ教育総合研究所によるデータから、勉強の計画を立てるかどうかが勉強時間に影響を与えていることもわかります。
「計画を立てる(左の表)」と「計画を立てない(右の表)」の2つを比較すると、ぱっと見ただけでも「計画を立てる」側の勉強時間が長いことがわかりますが、具体的には中学1年生で23分、中学2年生で30分、中学3年生で39分の違いがあります。
計画を立てることの重要性については「中学生の不安を解消!良い成績をとるための定期テスト勉強法を紹介」でも紹介しているため、ここでの詳しい説明は割愛させていただきますが、
- 効率的に勉強できる
- 集中力を高めることができる
- 自分自身を理解することができる
などが計画を立てることのメリットになります。
ぜひ勉強計画を立てることのメリットや勉強計画の立て方について詳しく知りたい方は下記の記事もご確認ください。
中学生の不安を解消!良い成績をとるための定期テスト勉強法を紹介
勉強時間を増やすこと以外に大事なこと
ここまで勉強時間に焦点を当てて解説してきましたが、これまでの説明を読んで「自分ももっと勉強時間を増やさなくちゃ!」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
勉強時間を増やすことも重要ですが、「勉強時間を増加=成績の向上」ではありません。
勉強時間を増やすことの他に、皆さんに大事にしていただきたいことは「勉強方法」です。
同じ100点でも、1時間の勉強で100点を取れるのか、2時間の勉強で100点を取れるのかで言えば、1時間の勉強で100点を取れるほうが知識をしっかりと記憶に定着しつつ効率的に勉強できていると言えます。
ただし、勉強方法の合う合わないは人によって違い、同じ高校・大学に合格した人たちの中でも、人によって勉強方法は異なります。
そのため、まずは勉強時間や勉強量を増やすことに注力していきながら、自分に合った勉強方法を見つけ、徐々に効率性を高めていくのが良いと考えられます。
中学生のうちに勉強時間と勉強方法を意識して成績をアップに繋げよう!
今回は中学生の勉強時間についてご紹介しました。
「普段、あまり勉強していない」という中学生はまず勉強時間を増やすことが重要ですが、すでにある程度勉強時間を確保している中学生に関しては、さらに勉強時間を増やせば良いというわけではありません。
特に睡眠時間を削っての勉強などは注意が必要です。
「普段から十分に勉強時間を確保して努力しているけど、良い点数が取れない」という中学生は勉強時間を増やすのではなく、勉強方法を工夫することが必要になってきます。
五條しんまち塾のブログでは勉強方法に関する記事も掲載しておりますので、ぜひ他の記事もご確認ください。