【アフターコロナの高校受験】奈良県は出題範囲・日程・勉強方法に変化?
奈良県でも、新型コロナウイルスの影響で分散登校や授業時間の短縮がおこなわれていた公立学校が段階的に再開され、少しずつではありますがこれまでの日常を取り戻しつつあります。
そのなかで、6月11日、奈良県の教育委員会が来年実施される高校入試の出題範囲を縮小すると発表しました。
高校受験や勉強法などへの影響を及ぼしている新型コロナウイルスという前代未聞の事態に、多くの受験生が不安を抱えていると思われます。
そこで今回は新型コロナウイルスの影響でどのような変化が起きるのか、アフターコロナの高校受験について解説していきます。
TOPICS
奈良県が発表した高校入試の出題範囲縮小による高校受験・勉強法の変化とは
まずは、6月11日、奈良県の教育委員会が発表した来年の高校入試の出題範囲縮小について、簡単に解説していきます。
出典:新型コロナウイルス感染症にかかる対応方針|奈良県教育委員会
数学・理科・社会の出題範囲は縮小
数学
- 特色選抜で「三平方の定理」と「標本調査」を削減
- 一般選抜では「標本調査」を削減
理科
- 「科学技術と人間」「自然と人間」を削減
社会
- 公民の「私たちと国際社会の諸問題」を削減
奈良県の教育委員会の説明によると、上記のように来年の高校入試の出題範囲が縮小されます。
しかし私立高校を志望している受験生にとっては変わらず不安が残るかと思います。
そこで私立高校を志望している受験生の不安も解消するために、授業で習わなかった単元は、奈良県の教育委員会の指導主事が授業動画を作成し、12月以降にオンライン上で視聴できるように対応されるようです。
国語・英語の出題範囲は変更なし
2つ目に国語と英語に関しては、出題範囲に変更はありません。
国語の古文・漢文や英語の文法など、知識が無いと解けない単元は入試前までに習い終わると判断されています。
さらに国語については、現代文などの単元を一部削減し、必要な単元の授業時間に充てられます。
英語については、学校によって使用している教科書が異なるので、一部の生徒が習っていない英単語が入試で出題される可能性があります。
そのため、単語の意味などを紹介した音声データを12月頃に受験生に配布し、高校入試本番も注釈などで単語の意味をつけるなどして対応されるようです。
日程は変更なし
なお、日程の変更はありません。
アフターコロナの高校受験に求められる勉強法の変化
奈良県以外にもいくつかの都道府県で出題範囲の変更が発表されていますし、まだ発表されていない都道府県も多数あります。
- 授業で習わなかった単元は、奈良県の教育委員会の指導主事が授業動画を作成し、12月以降にオンライン上で視聴できるように対応
- 国語については、現代文などの単元を一部削減し、必要な単元の授業時間に充てる
- 単語の意味などを紹介した音声データを12月頃に受験生に配布
(一部抜粋)
奈良県の変更点についてさっと目を通しただけでも、「12月頃に配布して受験当日までに間に合うのか」「すべての教科に通ずる読解力を鍛えるための現代文を削減して大丈夫なのか」など疑問に思う点がいくつかあります。
自分自身で勉強できている生徒は良いですが、そういった生徒は少数だと思われますし、休校期間に思うように勉強できなかった生徒はこれまで同様の勉強法を続けていると当然間に合いません。
思うように勉強できていない生徒は、高校受験に向けて勉強法を変えていく必要があります。
アフターコロナの高校受験で求められるのは主体性のある勉強法で自立型学習を身につけること
このような非常事態の中、高校受験を突破するためには、いかに主体性をもって勉強し、自立できるかがカギになってきます。
主体性をもち自立するためにまず始めなければいけないことは、受験までの計画を立てることです。
3ヶ月近くの休校期間があったにもかかわらず高校受験の日程には変更がありません。
こうした状況を加味して、〇〇高校に合格するためには△△の教科であと何点必要で、どの単元で点数を上げる必要があるのかを明確にしていきましょう。
こうした計画が立てられれば、自ずと勉強しなければいけない教科・単元がわかります。
新型コロナウイルスの第二波がきて再び休校措置が取られる可能性もゼロではなく、これまでのような学校に依存した勉強法をしていては志望校に合格することができません。
勉強法を改め、自立型学習を身につけることで高校受験を突破しましょう。
五條しんまち塾では自立型学習を取り入れた勉強法で奈良県の高校受験対策をしています!
今回の新型コロナウイルスの影響で、さまざまなところに変化が起きています。
高校受験に関しても、奈良県教育委員会の資料にもあるように70%以上の受験生が不安を抱えています。
しかし、主体的な勉強法を取り入れ、自立し、コロナ禍での高校受験を乗り越えることができれば、今後みなさんがぶつかるであろう大抵の壁は乗り越えられると思います!
そのような自ら壁を乗り越えていく生徒を育てるべく、五條しんまち塾では自立型学習を取り入れた勉強法で奈良県の高校受験対策をしています。
今回の新型コロナウイルスの事態を機に、自立型学習を身につけたい方、興味のある方はぜひお気軽にご相談ください!