小学生の保護者必見。算数で躓いている子供への効果的な教え方とは
いくつかある教科の中でも特に算数でつまづいている子供は多い傾向にあります。
算数は低学年からの積み重ねであるため、どこかの単元でつまづいたまま学習を進めてしまうと、その先の学習がスムーズに進まなくなってしまいます。
今回は「小学生の子供が算数でつまづいていて、どう教えれば良いか悩んでいる」という保護者の方向けに、効果的な教え方をご紹介していきます。
TOPICS
【小学校低学年向け】算数で躓いている子供への効果的な教え方とは
今回は、算数で躓きやすい単元や計算ミスに対する効果的な教え方について、下記の順番でご紹介していきます。
- たし算・ひき算
- 分数
- 単位
1.たし算・ひき算
算数の小学校低学年の範囲で躓きやすいポイントは「繰り上がり・繰り下がり」のところです。
繰り上がり・繰り下がりのところで苦手に感じている小学生は、まず既習の分野である「数の合成・分解」がスムーズに解けるかどうかをチェックしましょう。
例えば、「5」という数字を見た時に「1と4」「2と3」というように数を分解できるかどうか、逆もしかりで「2と3」という数字を見た時にすぐに「5」と合成できるかどうか、確かめてみましょう。
「数の合成・分解」がスムーズに解けるようになった後は、どの数字とどの数字の組み合わせが10になるのかをスラスラと作れるように、繰り上がり・繰り下がりの計算練習を行っていきましょう。
始めのうちは、おはじきやお金などを使用して10の組み合わせを作る練習をすることで、実際に問題を解く時にイメージがしやすくなり、なおかつ親子で楽しく学ぶことができるためオススメです。
分数
算数の中でも小学生が特に苦手としている単元が、2つ目にご紹介する「分数」です。
小学生が分数を習い始めた時に苦手に感じる理由の一つとして「イメージがつかない」という点が挙げられます。
「イメージがつかない」という理由で分数を苦手に感じている子供への効果的な教え方は、物を使用したり絵を書いたりして、視覚的に教えることです。
例えば、ピザやケーキなどを実際に購入して子供と一緒に分けてみたり、あるいは絵に書いて教えてみりといったことが考えられます。
また、分数は日常的にも使える場面がよくあり、その一つが「料理」です。
料理では”小さじ2分の1”など分数がよく使用されるため、「この計量カップの2分の1までお水入れて」などのように、日頃から一緒に料理をすることで分数の考え方に慣れることができます。
分数は中学以降も使用するため、小学生のうちに克服しておくことが大切
「分数」の計算は小学校だけでなく、中学・高校・大学に進んでも数学で使用し続けるため、苦手な小学生が多い一方で非常に重要な単元となります。
小学校の段階でスラスラと解けるようになっておかないと、中学に進学してから分数で計算ミスを繰り返してしまうことも多いため、すでに苦手に感じている場合は早いうちに克服しておきましょう。
単位
3つ目の算数で躓きやすいポイントは「単位」です。
単位はいきなり全部を覚えることが難しいため、わからないまま何となくで学習を進めてしまう小学生がいます。
単位を苦手に感じているお子さんへの効果的な教え方は、重さ・長さ・かさなど、それぞれの単位の関係を早見表にまとめることです。
最初のうちは作成した早見表を見ながら問題演習を行い、徐々に見なくても解けるように演習を繰り返していきましょう。
また、単位同士の関係がイメージしにくいといった場合は、1Lの牛乳パックと1kgの塩・砂糖をもたせてみたりすると、実際の感覚から単位同士の関係がイメージしやすくなります。
計算ミスが多いときはどう教えれば良い?
これまでにご紹介してきた単元以外に、”計算ミス”を課題に感じているお子さんもいるでしょう。
「計算ミス=凡ミス」と計算ミスを軽視してしまっている小学生も多く、「計算ミスをしないためにはどうすればよいか」ということをじっくり考えていない子供が多いように感じます。
計算ミスを減らすためには検算を行ったり、より簡単に答えを導き出せるように計算の仕方を工夫したり、といった解決策が考えられます。
当塾で使用している『ヒグチ式』には検算(確かめ算)がより多く取り入れられており、ヒグチ式で学習することによって計算ミスの減少に繋げられます。
また、検算(確かめ算)は問題を複数の視点から扱う力も身につけ、計算力や数字の感覚が高められるという点でも小学生にとって良いです。
算数を得意科目に!小学生のうちに苦手な単元まで遡って克服することが大切
今回は小学生の保護者の方向けに、算数で躓きやすい単元とそれぞれの効果的な教え方についてご紹介しました。
ぜひ今回の内容を参考に、お子さんが算数を楽しく学ぶことができるようにサポートしていきましょう。
五條しんまち塾で使用している「すらら」や「ヒグチ式」などの教材は無学年式であるため、算数を難しく感じているお子さんでも苦手単元まで遡って学習を進めることが可能です。
当塾の教材や授業の進め方に関して気になる点がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。