コロナの影響を受けずに子供の学習機会を担保できた理由〜支援者の助け〜
五條しんまち塾の木村です。
こちらの記事を執筆しているのが、2020年3月18日でしてコロナの影響で塾も閉鎖をしている状況です。
学校も休校となっていて、4月以降もどうなるかまだ分からない状況ですね。
そんな状況下において、子供の学習機会は損失、塾も経営的に厳しくなって今期で閉める、など子供も塾も大ダメージだと思います。
五條しんまち塾ではこの状況下において、塾は閉鎖してオンライン学習で授業を提供するスタイルを取りました。
結果として「子供の学習機会を担保」し「塾の経営的にも存続」が可能となりました。
これらを実現できたのは、五條しんまち塾が培ってきたノウハウもそうですが、五條しんまち塾の想いに共感くださった方のご支援があったからです。
支援者のみなさまのおかげで、授業で必要なパソコンを購入し子供たちに無償提供することができました。
支援者のみなさま本当にありがとうございました。
本日は五條しんまち塾が実施するオンライン授業の様子をご紹介します。
TOPICS
自宅でできる!五條しんまち塾のオンライン授業
五條しんまち塾にとって、オンライン授業は初めての試みでした。
ただ、在宅で勉強できるようにするのではなく、塾に来ている時と同じ質を担保できるよう様々な工夫を施して運営していますが、その様子を読売新聞でも掲載いただきました!
ピンチをチャンスに
3月は塾を閉鎖してオンライン授業にシフトしたわけですが、本来は先生が横について勉強を教えるというのが学習塾の基本スタイルなので、一般的に考えるとピンチな状況です。
五條しんまち塾では普段から「e-Learning教材すらら」を使っているので、在宅での授業の実施自体の難易度は高くなかったのですが、”分からない問題の解説”、”直接見れないのでサボらずに取り組ませる”、”パソコンがない家庭も多い”ということが課題としてありました。
パソコンに関してはご支援いただくことができて解決したのですが、問題は残りの2つです。
この2つの課題をどう解決するか色々模索した結果、
「Zoomというビデオ通話サービスを利用」
「自立ノートを使い毎朝毎晩の学習報告」
「分からない問題をLINEで相談」
という形で課題を解決することができました!
また、これに関してはオンライン授業に限らず、塾を通常運転した際にも使える方法で、五條しんまち塾が提供する教育の質が一気に向上できると確信しています!
ピンチがチャンスに切り替わったことを身に染みて感じたところです。
すらら×LINE×Zoom
3月中は学校も休みということで、朝から授業を実施しています。
授業時間
10:00-11:00 | 国語・英語 |
11:15-12:15 | 算数・数学 |
14:00-15:00 | 国語・英語 |
15:15-16:15 | 算数・数学 |
参加学年
小3〜中3
授業の進め方
基本の勉強は全て「すらら」を使います。
パソコンやタブレットとインターネット環境があればいつでもどこでも学習できるのがポイントです。
また、リアルタイムで講師側が子供の解答を確認できるので解説も容易です!
授業に関しては「すらら」で学習をするのですが、Zoomというビデオ通話サービスを全員でつないでいます。
先生からの全体アナウンスや問題の解説、使い方の解説などをビデオ通話で行っています。
また、個別での相談ができるように「講師陣+生徒+お母さん」というLINEグループを作成し、LINE上でも質問や解説をできるようにしています。
授業の流れはこちらの記事で解説しています。
PCを無料貸出!コロナによる休校で困る子供へのオンライン授業をスタート
自立ノート
表紙はこんな感じでB5サイズのバインダーです。
こちらは自立ノートの中身で、毎朝目標と予定を立ててLINEで送ってもらい、夜には目標達成できたかと所感を書いて送ってもらっています。
実際の小学6年生の子が送ってくれた内容です。
毎朝、その日の目標を考えそれを実現するための行動計画を立てる。
夜にはそれを振り返り未達成ならどう改善するのかを考える。
これって社会人にも求められる基本的な力だと思います。
これを小学6年生から実践していくことで、自立した人財に育っていくなとワクワクしています!笑
これからの日本の学び方ってどう変わっていくのか
今回のコロナによる一斉休校に伴い、今後の学習スタイル、学び方は大きく変わっていく過渡期を迎えたと思います。
仕事ではリモートワークやテレワークなど働き方改革が進められていますが、学び方改革も行われるでしょう。
従来の先生に依存した学習スタイルからの脱却
学校、塾どこでもそうですが、従来の学習スタイルでは教師に依存した形をとっていました。
だからこそ、当りの先生、外れの先生、説明が分かりやすい先生、分かりにくい先生によって子供の成績が左右されています。
また、理解度の差もあるので、全然ついていけない子供、簡単すぎてつまらないと思っている子供、誰かが我慢しないといけない状態です。
それらの課題を解決するのがe-Learningにあると思います。
e-Learningで子供にあった個別学習を
e-Learningを使うことで、子供にあった個別のカリキュラムに沿って授業を進めることができます。
学校や塾どちらでも、同じ空間・時間にいるにも関わらず、やっている単元はバラバラ。
基本はパソコンやタブレットを使って勉強し、分からないところを先生がサポートする。
そんな学習スタイルが一般的になると思っています。
人間では気づかないその子の弱点の発見、理解度に合わせた個別授業、少人数の講師によるきめ細かなサポートなどが実現できます。
五條しんまち塾はピンチをチャンスに変えて新たな教育スタイルを築きます!
五條しんまち塾は3月のオンライン授業でも高品質の教育を提供できる形を模索しました。
まだまだ改良は必要ですが、家にいながらでも塾に通っているのと同様の教育を提供できる可能性が大いに高まっています。
ピンチと思われたこの状況をチャンスに変えて、子供が自立して社会を担う人財に育つよう、新たな教育スタイルで教育サービスを提供していきたいと思います!
子供と一緒に講師陣も成長する良い機会になりました!