中学生必見!効率的な勉強法を理解したノート作りで成績アップ
こんにちは!五條しんまち塾の木村です。
今回は中学生におすすめな効率的な勉強法についてをご紹介したいと思います。
人間に与えられた時間は皆平等なので、少ない時間で多くの情報を理解できたほうが人生楽しめること間違いなし。
ぜひ、効率的な勉強法を参考にして下さい。
TOPICS
中学生必見!効率的な勉強法「脳が情報を記憶する仕組みとは」
効率的な勉強法をご紹介する前に、そもそも人間の脳はどのように情報を記憶しているのかについてご紹介します。
脳が情報を記憶をするための3ステップ
- 情報の受け取り
- 情報の保存
- 情報の呼び起こし(=想起)
まず最初に、受け取った情報は脳の中にある無数の脳神経細胞の中で蓄積され、保存されます。
次に、思い出す際はその脳神経細胞を繋ぎ合わせています。
この脳神経細胞は糸のようなもので、糸1本1本を思い出した数だとすると、1本だけだとすぐにちぎれてしまいますが、それが何本にもなって紐になるとすぐにちぎれることはありません。
何度も何度も思い出すことで、何本も糸が結束して紐のように強度が増し、すぐに忘れにくくなるのです。
つまり強い記憶と弱い記憶の差は、脳神経細胞にある繋がりの強さ(=結合強度)に起因していて、結合強度を高めることで強い記憶として残すことができるのです。
この思い出す作業が、3ステップの最後にあります”想起”になります。
ここで覚えてほしいのは、想起を繰り返すことで脳神経細胞の結合強度が高まって強い記憶として残るということです。
中学生がノートを取るときの効率的な勉強法
脳が情報を記憶していく仕組みについて紹介しました。
ポイントは、想起を繰り返すことでそれは大切な情報だと脳に思わせ、その情報の結合強度を高め強い記憶として残すことです。
では強い記憶として残すために、どのようにノートを取って勉強すれば良いのでしょうか。
実際に五條しんまち塾で指導している中学生のノートの取り方をご紹介します。
ポイントは次の2つです。
- 想起
- 再言語化
それぞれご紹介していきます。
ポイント① 想起 ~ノートを使った効率的な勉強法~
想起を使うためのノートのとり方・勉強の仕方は、次の2つがあります。
- クイズ化
- 分散学習
1.クイズ化
ノートを取る際に、ほとんどの子供はただ板書を写す、教科書を見ながら情報をまとめるという勉強法を実施していると思います。
しかし、ただ写すだけでは記憶としては強く残りません。
強く記憶を残すために、五條しんまち塾ではノートを取る際にクイズ化して想起を実践させています。
想起を行うことで、
①記憶として残りやすくなること
②自分自身のオリジナルテキストとしての価値を生むこと
の2つのメリットがあります。
クイズ化のやり方は様々ですが、上記のようなマインドマップを使ったクイズ化をおすすめしています。
具体的なやり方
- 教科書やテキストの解説をしっかり読み、理解したい大切な情報を整理する
- その後、教科書やテキストを閉じる
- 大切な部分を思い出しながら(想起)、大切な部分をクイズ形式でまとめていく
- 自分で作ったクイズを自分で解く
- 解答し終わったら教科書やテキストを見ながら正しく理解できているか確かめ、間違いや抜け漏れがあれば加筆する
2.分散学習
時間の分散とジャンルの分散がポイントです。
それぞれご紹介します。
時間の分散
完全に覚えているときに復習をしても脳はそれは覚えているので必死に思い出す必要はないと判断します。
だからこそ、一度忘れかけた状態のときに復習するのが効果的です。
クイズ化で作った問題は期間をあけて復習しましょう。
具体的には1日後、7日後、16日後、35日後に復習するのがおすすめです。
忘れかけたタイミングで復習(想起)することで、脳は大切な情報として判断し脳神経細胞の結合を強くしてくれます。
ジャンルの分散
同じ単元をずっと勉強するよりも、違う単元やジャンルを勉強したほうが効率的に記憶することができるというのが科学的に証明されています。
具体的に英語を勉強する場合、1時間の学習であれば20分ライティング、20分リーディング、20分リスニングという形です。
基本的には、時間は等分しておきましょう。
ポイント② 再言語化 ~ノートを使った効率的な勉強法~
- 自己解説
- ティーチング
再言語化とはその情報を自分の言葉で言い換えて表現することです。
自分の言葉に変換した表現はその問題の本質を理解しないとできませんが、逆説的に言うとこれを意識することで本質の理解に繋がります。
また、再言語化することで脳神経細胞の結合が強くなります。
1.自己解説
- 学びたいことのリスト化
- whyとhowの繰り返し
- 自分で確認テスト
学びたいことのリスト化
学習をする前にまず教科書やテキストをさっと見て、その時間で学びたいこと、できるようになりたいことをリストアップしましょう。
たとえば理科を1時間勉強するなら、露点の計算方法について、力学的エネルギーの意味について、光合成の仕組みについて、とリストアップします。
このときに分散学習でご紹介したように、違う単元を3つ選ぶとより効果的です。
whyとhowの繰り返し
学びたいことのリストに対して、whyとhowで問いかけて問題を作ります。
例えば、露点ってどのようなもの(how)、なぜ結露が起きるの(why)、どのように露点を求めるの(how)、といったように問題を作っていきましょう。
自身で確認テスト
whyとhowで作った問題に対して自身で答えてください。
このやり方は先程ご紹介したクイズ化で使えるテクニックです。
2.ティーチング
勉強というのはインプットばかりになってしまいますが、学びを誰かに説明することでより効率的に勉強することができます。
その際に、実際に人に教えるもしくは、人形などのものに対して説明するだけでも効果があります。
因みに、ワシントン大学のテストでは、面白い実験結果が出ました。
”このあとにテストがあると伝えられて学習する学生”と”この後に人に説明してもらうと伝えられて学習する学生”に分け、学習が終わった後にテストを実施しました。
すると、人に説明すると伝えられていた学生の方が、約28%も記憶を呼び起こすことに成功したという結果が出ました。
テストがあるという認識より、人に説明するという認識を持って勉強すると効果的ということが科学的にも証明されています。
具体的なやり方
人に説明するつもりでノートにクイズ化を実施し、説明に必要な情報を網羅的に整理していきます。
先程ご紹介したwhyとhowでクイズ化していけば自然と網羅的な情報の整理になりますので実践してみてください。
中学生は効率的な勉強法を身につけて自立した人財に
ノート作りを意識した効率的な勉強方法についてご紹介しました。
細かな勉強方法や上記のやり方の定着化は五條しんまち塾で徹底指導します。
勉強法についてを徹底的に指導することによって子供の成績を向上させる確かな自信があり、五條しんまち塾では成績アップ保証制度を導入しています。
勉強のやり方がわからないという方はぜひ一度、お問い合わせください。
ワーク学習において間違った勉強をしている子供が非常に多いですので、ワーク学習についてもまとめています。
ワーク学習について知りたい方はこちらをご覧ください。
その勉強のやり方は本当に意味ある?目的と手段を意識することが大切