第9回ふるさと学習
こんにちはー!!
プログラミング教室の開校などでドタバタしており、更新が遅くなってしまいました!
もう季節も変わりつつありますが、五條しんまち塾は今年の夏も郷土史&BBQがありました!
楽しんでいる自慢の子どもたち、そして企画の様子をご覧ください♪
TOPICS
五條をもっと好きになれる!郷土史&BBQ
もはや恒例行事となっていますが、郷土史は五條の魅力・課題について知識を深め、我々と一緒に五條を盛り上げてくれる魅力的な人材育成のために開催しています。
近年は自然災害が酷く、特に豪雨や洪水などの被害は痛ましいものが多いです。
そこで、今年は「森林と環境問題」ということをテーマとした郷土史勉強会を開催することにしました。
またBBQでは着火剤を使わず火起こしにトライしています!
本当に森林伐採はダメ?森林環境や林業の現状と課題について考えよう!
もはや私達が日常的に意識するようになっている地球温暖化や環境問題。
吉野杉というブランドも持ち、森林が多い奈良に住んでいる私達にとってはより身近な問題です。
森林伐採=環境破壊?
こういった環境問題の話になると必ず出てくる言葉として”森林破壊”があります。
子どもたちに「”森林”という言葉を聞くとどんなイメージがある?」と聞くとすぐに”森林伐採”、”森林破壊”という言葉がでてきました。
しかし、結論から申し上げますと、森林伐採=環境破壊ではないと考えています。
確かに、大規模な伐採→焼き畑といったことにより、最近のニュースにもなったアマゾンの森林火災のような環境問題もあります。
ですが、日本の場合は状況が異なり、むしろ森林地帯はある程度の伐採が必要です。
間伐と呼ばれる木の”間引き”作業を行うことができれば、日光が森全体に行き渡るようになります。
すると根がしっかりとした大きな木が育ち、地表にも草花が育つようになることで、水を蓄えたり、土を保持する力が強くなるのです。
にもかかわらず、木材の需要減少により手入れが行き届かなくなり、それ故に起きている災害が少なくありません。
実際、2004年の五條市大塔町での土砂災害では大きな被害がありましたが、こういった土砂災害の要因の1つは森林の手入れ不足だといわれてます。
解決方法を考えてみよう!
じゃあ問題解決方法の1案として、「需要を増やすにはどうしたらいいかな?」と最後にみんなに聞いてみました!
子どもたちが出してくれたアイデアは
・いっぱい家を建てて軽井沢のようなリゾート地に
・工芸品などを作って売りまくる
・良い木のブランドを作る!(うーん、もうあるんだけどね^^;)
など短い間にたくさんのものがあがりました!
少しは環境問題や森林保全への関心が高まったかな?
食に関する郷土史
出典:農場レストランばあく
出典:アスカグリーンファーム
五條市が誇る食材”ばあく豚”と”白きくらげ”をBBQで頂きますのでその勉強もしました!
クイズの内容はもちろん異なりますが、それぞれの食材の特徴は第6回の郷土史のブログをご覧ください。
BBQの前に、まず火起こし!着火剤は使いません!
郷土史では木材の使い道が減ってきていることから、森林管理が難しくなっていることを学びました。
そこで木の廃材利用を兼ねて着火剤を使わずに細かな木片から炭へ火を移すことに挑戦!
上の写真のように火をある程度大きくすることはできても、炭や大きな木に火を移すことが容易ではないことを学べましたね。
今年は時間の都合もあり、”子どもたちだけでの完全な火起こし”は未達成に終わりましたが、次こそは成功させましょう!
かんぱーい!
全員でしっかり乾杯!
誰も輪を乱すこともなく、改めて素直で良い子どもたちだなと感じさせてくれた瞬間でした!
最後はもちろん花火
日が暮れても疲れ知らずの子どもたち。
着火用のロウソクはすぐに溶かしてしまったようで、”花火リレー”をしながら河川敷を明るく彩っていました。
また、線香花火で「最後までいけたー!」と言う声がちらほら。
やっぱり花火をしないと夏は終われませんね!
花火よりも火起こしに夢中になった子も!
皆さんも一度はTVでご覧になったことがありますよね?
両腕の上下運動を回転運動に変え火を起こす、まいぎり式火起こし器です。
火起こしを通して生きる力を養ったり、身のまわりの物のありがたさを感じてもらうために準備しました。
煙が上がるところまではできたものの、着火までは至らず。
また来年リベンジしましょう!
今年も楽しかったね!皆さんに感謝!!
食材を提供して下さった皆様、ご送迎してくださった保護者の方々、皆さんのご協力のおかげで今年も楽しく、無事に郷土史&BBQができました!
今回参加できなかった子も、次回は一緒に楽しく学び、時間を過ごしましょう!